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MCカスリッパ→abisoourou@gmail.com(先頭のabを削除してください)

2018-08-15

片付けながら

でかい水甕をもって会議に現れた専務は、俺は極東のせむし男だ、と叫びながら。行水した。その性器は極小だった。リゾートの草原を渡る風が目蓋に無数の小虫を運んでくる。あのサングラスが必要だった、、、。専務はそそくさと背広を身につけると重役たちの視界から消えた。年々、鼻炎がひどくなると女は考えていた。鼻の中の巨大な便秘の象が悲しい声で鳴いていた。運動不足だわ、もっと足首を鍛えなくちゃ、ついでに茶がゆも食べたいわ。会議室には女のオーデコロンが漂っていた。ベットの上では責任感がないのね。セブンイレブンのオデンの汁を飲み干す男が、嘘発見器の前の夕映えである。なけなしの金を全部ジュースに突っ込んで、体がクターと茄子の煮浸しみたいに、この世は甘辛くないんだよと覗き専門の医者は便座をしめて立ち上がったのだが。まさに肛門の宇宙だ、自販機の惑星に暮らし、ミミズとモグラのにらめっこ、渡り鳥の額縁に社員は沈黙で応えていた。ボタンを押すたびに冷淡になっていく懐かしい事務机。角に腰をぶつけてよろめいた逆光が。