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MCカスリッパ→abisoourou@gmail.com(先頭のabを削除してください)

2015-09-09

さん付けの太陽

ポケットティッシュからの喉仏のかんざしの繰り返しにうんざりしているので、牧師と帽子を脱いで、
ドカンの中に暮らして
お揃いのお煎餅の醤油を切らせて
今はただの小麦粉が宙を舞うバツ金の空にアヒルがわめくその中を脆弱な方眼紙に書かれた私の櫛の黒髪が薄れていく呼吸、薄れていくのでまるで読経のようだ
騙し討ちで
竹林で倒れ
巻き寿司の幾分湿った海苔が喉頭に張り付いた掲示板は公職選挙法違反ぎりぎりのカットで猿の性器が写っている
波打ち際のさよならの申し開きの背中越しのバトンを渡して、いじけた前髪を手で払いのけた額の暗黒星雲が明滅している旅客機のテールランプを吸い込んでいくチャイコフスキー、知恵の輪がほどけない園児が玄関前に座って小便をしている
効果音がさじ加減を放棄して腎臓で鳴って
モスクワからの来客に紅茶を運び、ティスプーンを忘れたと取りに戻った後ろ姿にも爆竹があり
黒山の蟻がたかり、蜜蝋をなめて、嗚咽する
朧気なキッチンで橋渡しの老婆がいる
盲導犬と獰猛犬の区別のない世界
押入の葬式は現在に続く
ストーブの絶壁からイナゴの佃煮が湧出する
導尿管が命の道標となり、スリッパに殴打された廊下から額縁の受付を通り、コンビニのガリガリ君まで
恐怖の毛穴からいくつかの漂流記が生まれ、自分という無人島での原始生活を経て、難破船の廃材を組織した屋形船で帰国中に芸者をあげて水難した
結局は沿岸にボトルネック奏法で打ち上げられた水死体としてエンジョイ岡っぴきの特番に出演した
ひしゃげた口のコメントはすぐに炎上するマタタビとして猫の火祭りにオブザーバー参加したが、意外に煙がすごくて、火口から震える指でメンタルが弱いと指摘するメールを打った
擂りこぎを握って、納豆方程式の粘り勝ち
お勤めナメコご苦労さん
みなさんサンシェィドの下に入ってください
ここの太陽は確実に死ぬ